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要望書/石原環境大臣 国・県等への要望 | いわき市役所

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(1)

環境大臣

石原

伸晃

平成 26 年1月7日

福島県いわき市長

(2)

除染対策及び指定廃棄物等の処理の促進について ⑴ 除染対策について

放射性物質汚染対処特別措置法(以下「特措法」)では、国は、これま

で原子力政策を推進し てきた社会的責 任に鑑み、事故由来放 射性物質に

よる環境汚染への対処に関し、必要な措置を講ずるとしております。

しかしながら、本市のように市域全体が除染の対象区域とならない「汚

染状況重点調査地域」 においては、国 直轄ではなく、実施主 体が市町村

とされているばかりか 、除染方法の確 立や仮置場設置などに 関して、責

任主体である国の関わ り、連携が不十 分であり、人的支援も なく、いわ

ば市町村任せの状況となっております。

これに対し、国の見解は、『地域の実情をよくご存知の市町村を中心に、

除染の推進、また、仮 置場を確保いた だかざるを得ない』と のことであ

りますが、双葉郡等の 除染特別地域は 、地域の実情を知らな い国が直轄

で行っていることから、「汚染状況重点調査地域」においても積極的な対

応はできるものと考えております。

また、仮置場につい ては、地区毎 に行 政区長とのつながり を深めなが

ら、地道に粘り強く、 候補地の地権者 や近隣住民と交渉を継 続しており

ますが、中間貯蔵施設 の設置が明確で はなく、仮置場に長期 保管されか

ねないという懸念など から、地域全体 の合意形成に多くの時 間を要する

など、本市の除染の進 捗に大きな影響 が出ており、その推進 にあたって

は、国の中間貯蔵施設の早期設置が必要不可欠であります。

さらに、エリアの平均が毎時 0.23マイクロシーベルト未満の除染実施

区域外において、局所 的に高い線量と なっているいわゆるホ ットスポッ

トの除染にかかる土壌 は、特措法に基 づく除去土壌には該当 せず、国か

らも処分方法等が未だ に示されており ません。また、ホット スポットの

(3)

け入れは不可とされて おり、かつ特措 法に定める仮置場の造 成費用の財

政的支援も認められて いないため、現 状では現場保管となら ざるを得な

い状況にあります。

このほか、ゴルフ場 等の大規模事 業所 については、広大か つ様々な自

然条件が混在する施設 であることから 、除染方法も明確では なく、市町

村の単独実施も困難であります。

加えて、市町村が除 染を実施する 前に 個人又は事業者が自 ら実施した

除染に係る費用や除染 で生じた廃棄物 の取扱い等について、 国は、昨年

5月に賠償の対象とす る方向で、基準 の検討に着手するとの ことでした

が、未だ決定はなされておりません。

除染は、市町村にお いて相当の業 務負 担となっていること 、また、方

針が決定していない事 項への対応にも 苦慮していることなど から、次の

項目について要望いたします。

① 中間貯蔵施設の早期設置及び仮置場設置に係る国の積極的な対応

② 市町村が必要と 認めるホット スポ ットの除染に伴い発 生した土壌

の、国の責任による処理の明確化並びに8,000Bq/kg以下の廃棄物の

処分費用に対す る国の財政 措置及び国 の責任による中 間貯蔵施設 へ

の搬入

③ 市町村業務負担の軽減

(除染技術の提供 や職員派遣 はもとよ り、除染対象地域 全域に係 る

国の直轄実施など)

④ ゴルフ場等の大 規模事業所に 係る 具体的な除染手法の 確立及び国

の直轄実施

(4)

⑵ 放射性物質汚染対処特別措置法に基づく指定廃棄物等の 処理の促進について

放射性物質汚染対処特別措置法では、8,000Bq/kg を超える廃棄物につ

いては、指定廃棄物として国の責任で処理することとされておりますが、

未だ指定廃棄物の具体的な処理については示されておりません。

また、同法では、8,000Bq/kg 以下の廃棄物については自治体等が処理

することとなりますが、事業者や埋立処分場周辺住民の放射能に対する

不安が根強く、処理ができない状況となっております。

このため、本市の一般廃棄物焼却処理施設から発生する飛灰は、全て

施設内において一時保管を余儀なくされており、そのスペースも限界に

達しつつあるため、このままでは家庭等から出される一般廃棄物の処理

に支障をきたす恐れがあります。

現在、施設外に新たな保管場所の確保に努めておりますが、住民の放

射性物質に対する不安や国の処理の見通しが不透明で長期間の保管を余

儀なくされるとの懸念により、その選定は困難を極めておりますことか

ら、次の項目について要望いたします。

① 中間貯蔵施設等の早期設置とともに、国による指定廃棄物の処理の

開始時期を具体的な根拠を示しながら公表すること。

② 施設外の一時保管場所の確保に向けて、放射性物質に対する住民の

不安の解消を図ること。

③ 指定廃棄物以外の飛灰の円滑な処理に向けて、国の責任において、

(5)

⑶ 道路側溝に堆積する土砂(汚泥を含む)の処理等について

本市では、福島第一 原発の事故以 来、 道路側溝の土砂等の 撤去が行わ

れていない状況にあります。

これまで、側溝 土砂等の処 分方法の基 礎的資料とする ため、市内 900

箇所における放射能濃 度のモニタリン グを実施しましたが、 その結果、

指定廃棄物の基準となる 8,000Bq/kg を超えている箇所が市内全域に点在

しており、いまだ解決策が見出せない状況にあります。

これは、⑵のとおり、8,000Bq/kg を超える側溝土砂を含めた廃棄物に

ついて、国が処分方針 を明確にしてい ないことのほか、側溝 土砂の堆積

する箇所や濃度が一定 でないなど、除 染を行う環境としては 特殊である

こと、さらに、箇所が 点在しているこ とにより、除染実施区 域であって

も、道路側溝の土砂全 てを撤去するこ とができず、局所除染 となってし

まうこと、まして除染 実施区域外では 、除染すら対応できな いことなど

が、大きな要因となっております。

ついては、側溝土砂等の処 理方法 等に関する次の事項についても 、国

による対応及び現時点における国の考え方を示すよう強く要望します。

① 8,000Bq/kg超の側溝土砂についても、⑵の飛灰と併せて国による指

定廃棄物の処理方針を明確に示すこと。

② 一方、8,000Bq/kg以下の側溝土砂については、自治体が埋立処分場

等において処分することとされているが、現実的には、放射能を含有

する側溝土砂を処分場に搬入することに対して、周辺住民の理解を得

ることは困難であることから、8,000Bq/kg 以下の側溝土砂の処分等に

参照

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